今回は、札幌国際大学観光学部に通う私たち女子大生2人が、伊勢志摩の名所としてよく知られている伊勢神宮はもちろん、少し足を伸ばし鳥羽や志摩エリアの観光スポットを巡ってきました。
 「見て楽しい!」「食べておいしい!」・・・そんな伊勢・鳥羽・志摩エリアのワクワクする2泊3日の旅の様子をご紹介します!

「めおと岩カフェ」での伊勢木綿の御朱印帳づくり体験

 「めおと岩カフェ」は、伊勢志摩の海産物や銘菓、真珠といった各種お土産品が豊富に揃う「めおと横丁」内にあります。このカフェでは、御朱印帳づくりの他、苔玉づくりを体験もできますが、私たちは自分たちの作った御朱印帳を持って伊勢神宮参拝に向かいたかったので、ここでの御朱印帳づくり体験にこだわりました。
 御朱印帳づくりは、まず手帳の表紙となる「伊勢木綿」の生地選びから始まります。「伊勢木綿」とは江戸時代から250年以上続く伝統の布で、最高の肌触りと古布のような素朴な風合いが特徴です。生地を選んだら、オーナーからのレクチャーを受け、台紙に「伊勢木綿」を貼っていき、世界で一つだけの御朱印帳が30分程度で完成しました。

二見興玉神社と夫婦岩

 「めおと岩カフェ」のある「めおと横丁」の次は、夫婦岩がある二見興玉神社へ!
 二見興玉神社は、古来より伊勢神宮を参拝する人はその前に二見浦で禊を行って、身を清めたといいます。一般的に伊勢神宮参拝は、外宮から内宮と古来からの習わしに沿ってお詣りするのが良いとされていますが、実は、理想的な順番としては、二見興玉神社で禊を済ませ外宮から内宮へお詣りするのがベストで、御朱印もその順番で頂くと意味がありますね。
 またこの神社内には、2つの岩が縄で繋がれている様子が夫婦を表していることから縁結びのシンボルとされている夫婦岩があります。

伊勢神宮

 心身を清めたらいよいよ伊勢神宮へ!
 伊勢神宮は正式には「神宮」なんだそうです。実は125のお社から成り立っていて、その代表である御正宮が「内宮」と「外宮」。古くからの習わしで皇族の参拝やお祭り事も外宮からとされているため、私たちも外宮→内宮の順で参拝してきました。
 外宮の正式名称は「豊受大神宮」。衣食住や産業の守り神である豊受大御神をお祀りしています。外宮では、神様のお食事をお供えするお祭りが約1,500年も続けられているそうです。
 内宮の正式名称は「皇大神宮」であり、太陽に例えられる神様である天照大御神をお祀りしています。実際にお参りして分かったんですが、外宮は左側通行、内宮は右側通行なんですよ。
 外宮、内宮の敷地内には、多賀宮や荒祭宮などの別宮もありますので、その時々の自身の状況に合わせてお参りしたい神様の所へ行くということができます。

伊勢市駅より徒歩7分。地元客で賑わう「向井酒の店」で地元料理を堪能

 初日の晩御飯は、大正時代に立ち飲みを併設した酒屋から、戦後、居酒屋になったという地元老舗居酒屋「向井酒の店」へ行って来ました。ミシュランガイドブックにも掲載されていることもあり予約を取らないと入れない店と聞いていましたが、暖簾をくぐり店に入ると追加のテーブルが出ているほど、全43席は地元の方々であふれてすごい熱気です。
 和食が基本ですが創作料理も多数あり、私たちは北海道ではあまり口にしない、伊勢湾で取れた鮮魚など堪能しました。中でもイワシの酢漬けは絶品!! フルーティーな地元のクラフトビールと合います!

伊勢市駅から徒歩1分。創業約100年の「伊勢 日の出旅館」に宿泊

 初日の宿泊は、伊勢市駅から徒歩1分の創業約100年の老舗旅館「伊勢 日の出旅館」に宿泊しました。旅館に入ると女将さんがお出迎えをして丁寧に案内をしてくださり、あまり旅館に馴染みがない私たちはドキドキわくわくでした!老舗ですので旅館のつくりは正直古いですが、お掃除が行き届いていて床はピッカピカですし、お部屋もお風呂もきれいで居心地がいいです。朝食は、御膳スタイルの部屋食でゆっくり食べられます。
 私たちは利用しませんでしたが、この旅館の面白いサービスは、卓球台があり卓球ができること。宿泊者の方と卓球を通した交流もできそうですね。
 某宿泊予約サイトの女子一人旅のランキングで全国一位になったこともある日の出旅館、伊勢神宮外宮まで歩いて7分で行ける好立地ですので、人出が少なく厳かな早朝参拝を希望の方は、このお宿での宿泊おすすめです。

「伊勢着物がたり あやの」にて伊勢着物レンタルと「おかげ横丁・おはらい町」の散策

 伊勢神宮内宮前にあり、「地産地装」をキーワードに伊勢木綿や伊勢型紙、松阪木綿の着物を取り揃えて着物レンタルを行っているお店にて、着物を着付けてもらい、「おかげ横丁・おはらい町」を散策して来ました。
 たくさんの着物と帯が用意されている中からお気に入りの組み合わせを選ぶのは、思わず時間かかってしまいますが、着付けは30分程度とあっという間です。私たちが選んだのは、もちろん伊勢木綿の着物。肌触りがよく歩きやすいのが特徴です。
 今回の旅行で私たちが一番楽しみにしていたのが、伊勢木綿の着物を着ておかげ横丁・おはらい町を散策することでした。着物を着てレトロな町並みを散策しているとまるで江戸や明治時代にタイムスリップしたかのような気分になります。また散策を楽しみながら、伊勢市名物「赤福」本店で赤福餅とほうじ茶を頂いたり、松阪牛の串やコロッケなど食べ歩きも気軽に楽しむことができます。

最高級のくつろぎを提供する近鉄「観光特急しまかぜ」での移動

 私たちは、宇治山田駅から賢島駅への移動に、最高級のくつろぎを提供する近鉄「観光特急しまかぜ」に乗車しました。近鉄「観光特急しまかぜ」は、大阪難波駅、京都駅、近鉄名古屋駅から賢島駅まで最高級のくつろぎを提供する観光特急列車で、伊勢志摩の空を思わせるブルーの車体と大きな窓が特徴です。最高級!!との字のごとく、個人座席シートはマッサージ機能付きのプレミアシートなうえ、展望車両、カフェ車両、和風個室、洋風個室、サロン席といった車両があり、景色だけでなく車内で特別な時間を過ごすことができます。特に北海道はこうした高級列車がないので、あっという間の30分でした。
 この列車を運営する近畿日本鉄道がおすすめする伊勢・鳥羽・志摩のスーパーパスポート「まわりゃんせ」を使えば、大人9,800円、子ども5,300円で、①志摩スペイン村や鳥羽水族館といった20の観光施設に入場が可能、②伊勢志摩エリアの近鉄電車・特急、バス、船が乗り放題、③行き帰りも近鉄特急の利用が可能といった3つの特典がつくほか、このパスポートに少し追加料金を支払うと、近鉄「観光特急しまかぜ」も対象となります!!

英虞湾を一望できる「横山天空カフェテラス(横山展望台)」

 天気があまり良くない日に訪れたので写真の色がいまひとつですが、ここは志摩で有名な絶景、英虞湾のリアス海岸を一望できる展望台です。大小60以上のこんもりとした島を見ていると、癒されます。展望台は広く開放的な空間となっていているほか、2018年8月にはカフェ「ミラドール」がオープンし、サトウキビソフトクリームやベーグルなどをいただきながら、つい長居しちゃう場所です。

英虞湾の絶景とインスタ映えスポットを楽しむ「志摩地中海村」

 地中海のリゾートをイメージした白く美しい建物が立ち並ぶ絶景のリゾートホテル「志摩地中海村」は、英虞湾の絶景を眼下に、5つのゾーンに区分けされた宿泊施設です。女子会ができるようなキッチン付きの一軒家的感覚の客室から、カラフルでインスタ映えするようなホテルタイプの客室があります。写真でわかる通り、インスタ映えスポットが村の随所にあるほか、敷地内には、レストラン、ショップ、スパもあり、ホテルに宿泊をしなくても10時から16時半までは入村料を支払えば楽しむことができます!
 私たちが志摩地中海村に訪れた時は、キャンペーンを行っていて、5つのハートの石が隠されていて、4つ以上のハートを見つけてマップに印をつけて応募箱に投函した人の中から抽選で毎月3名の方にプレゼントが当たるそうです。

「志摩自然学校」でのウォーターボール体験

 「住んでよし、訪れてよし」の志摩市を感じてもらうため開校している志摩自然学校は、真珠養殖の故郷である穏やかな英虞湾に面した登茂山(ともやま)公園を拠点地に、四季を感じる様々なアウトドア&ネイチャープログラムを提供しています。
 今回私たちが体験したのは、ウォーターボール。透明な大きいボールの中に入り、船で引っ張ってもらうというものです。ボールの中なので濡れる心配なく、水の冷たさや波に乗るスリルが味わえる大変楽しいアクティビティでした!ボールの中で立つことはとっても難しく、終わった後は心地よい疲労感でした。さぁ、皆さんは、何分でボールの中で立てるかな?

海女小屋体験施設 さとうみ庵

 2日目の晩御飯は、海女小屋体験施設 さとうみ庵をチョイス。ここは、海女さんが漁の準備や休憩をする海女小屋を再現した小屋の中で、現役で活躍する海女さんとの会話を楽しみながら、海女さんが目の前で焼いてくれた志摩の海鮮を堪能できるお食事処です。
 北海道の魚介バーベキューといえば、帆立、つぶ貝、鮭などが定番ですが、こちらでは北海道ではあまり食べられないサザエ、カマスを焼いていただいたものや、茎の部分も使っていて歯ごたえのある伊勢ひじきの釜飯などを頂きながら、なぜ海女さんを志したのか、どのような漁をしているかなどを伺い、海女さんととても仲良くなることができました!また、海女着を着て海女気分を味わうこともできます。

伊勢志摩での最高リゾートステイ「都リゾート志摩ベイサイドテラス」

 2日目の宿泊は、「都リゾート志摩ベイサイドテラス」。異国へ来たかのような雰囲気が味わえる南欧の建築美なホテルで、ロビーやお部屋のテラスからは、英虞湾が一望できます。私たちが宿泊したお部屋は、2018年4月27日にリニューアルされたオーシャンウィングのスーペリアツイン。女性デザイナーが手掛けたということもあり、可愛らしい調度品と色使いで、終始テンションがあがりっぱなしでした!
 朝食は、和食と洋食から選べますが、私たちはホテル自慢のインスタ映えするこだわり洋朝食をチョイス。サラダは、バイキング形式でジャーの中に好きな野菜とドレッシングをいれて、自分でフリフリし器にあけて食べたり、地元お野菜や果物を使ったカラフルなドリンクは、目も心もお腹も満たされ、いよいよ最終日となります。

女性の願いを1つは叶えてくれるという「石神さん」

 女性の願いを1つは叶えてくれるという、私たち女性にとって夢のような「石神さん」をみなさんは知っていますか?
 海女さんが漁の安全を祈っていたと言われる「石神さん」は神明神社の境内にある小さなお社。全国から多くの女性の参拝者が訪れているそうで、私たちが訪れた平日でも、願い事を書き願い箱に入れて参拝する方をたくさん見かけました。神社には海女みくじや恋みくじのほか、石神さんのお守りも大人気とのこと。お守りは、手に入れておきたいラッキーアイテムですね。

神明神社参道沿いにオープンした「オウサツキッチン0032」

 2019年4月、神明神社の参道沿いにオープンしたばかりのカフェ「オウサツキッチン0032」。雑魚フライのハンバーガーやところてんサイダーなど、インスタ映えする商品が多いことで有名。私たちがオーダーしたのは、ところてんサイダー。鳥羽の海を表現しているかのよう!!

新鮮な海の幸や農産物いっぱい「鳥羽マルシェ」

 鳥羽マルシェは、鳥羽志摩の地域が誇る海産物や農作物の直売所と郷土食を中心とした地物ビュッフェレストランが併設されています。道の駅の様に生産者の顔がわかるお野菜や果物の販売もありますが、驚いたのは鮮魚販売。北海道とは色も見た目も違う魚や生きた伊勢海老が販売されています。対面販売なので、「答志島トロさわら」をお刺身で試食させていただきました。こうした交流から地域の食材と食べ方まで知ることができます。

地元の食材にこだわった「伊勢志摩かりんとー」

 「Made In 伊勢志摩」という言葉が印象的な三重の食材をかりんとうに閉じ込めたお店「伊勢志摩かりんとー」。あおさやひじきなど少し塩気の効いたものから、さくらやみかんなど甘く珍しいものなど多様なラインナップが揃っています。手頃な価格なうえに、これら全てを試食しながら選ぶことができるのは、大学生にとって魅力的です。お店に出ているものが売切れになり次第閉店となるため、早めに足を運ぶことをおすすめします!
 私たちがおすすめの味は「熊野みかん」。口の中いっぱいに甘酸っぱいみかんの香りが広がる絶品のかりんとうで、お土産としてたくさん購入しましたが、幅広い世代に大変喜ばれました。

鳥羽エリアの新しい観光スポット?「♡TOBA」

 戦国時代に水軍の大将として活躍した九鬼嘉隆(よしたか)が城主であった鳥羽城跡の城山公園にある「♡TOBA」のモニュメント。背後には鳥羽湾に浮かぶ島々や行き交う船、ミキモト真珠島も見ることができ、絶景のインスタ映えスポットになっています!10月下旬から夜間はライトアップされており、夜のデートスポットなど新たな観光スポットになりそうです。

名物開きエビフライ店「漣(さざなみ)」

 伊勢志摩観光最後の食事に選んだのは、開きエビフライが食べられるお店として有名な鳥羽市の「漣」です。写真では大きさがわかりにくいですが、エビフライ1枚の大きさは、女性の手のひらほど。それが3枚ですから、かなりなボリュームです。
 サクッとした衣をまとった分厚く歯ごたえのある海老フライで、漣自家製のタルタルソースをかけてがぶりと噛みつくのが、漣流の食べ方。是非、ボリューム満点のエビフライを堪能してみてください。
 人気店なので予約することをお勧めします。

まとめ

 今回私たちは2泊3日で伊勢・鳥羽・志摩エリアを訪れました。訪れて強く感じたことは、この地域で暮らす方々の生活に常に伊勢神宮の精神が宿っていること。その生活文化の中に、新旧様々な観光スポットが融合して、この土地ならではの魅力になっていると感じました。中部国際空港セントレアから名古屋に入るのもいいですが、そこから少し足を伸ばし伊勢・鳥羽・志摩エリアで地域らしさをどっぷりと感じる旅をしてみてはいかがでしょうか?