【地元民おすすめ!】伊勢志摩・中ノ磯展望台からの夕日と漁村風景
掲載日:2024年11月
伊勢志摩国立公園│中ノ磯展望台ってどんなところ?
南伊勢町に所在し
南島大橋と阿曽浦大橋の間にある
中ノ磯展望台(なかのいそてんぼうだい)
その風景は伊勢志摩国立公園70周年の
記念ポスターにも採用されました。
2024年に環境省の事業で修景伐採が実施され
この展望台の景色をより楽しめるように
整備されました。
今回は中ノ磯展望台の見どころについて
伊勢志摩国立公園管理事務所の
金子さん・長井さんにお話を伺います。
また、本事業の前担当者である
山本さん(現・大船渡管理官事務所)にも
特別にコメントをいただきました!
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今回インタビューさせていただいた環境省のみなさん
■伊勢志摩国立公園管理事務所
金子さん
登山やフリークライミングにハマり、環境省に転職。
北海道の支笏洞爺国立公園管理事務所勤務などを経て2023年より伊勢志摩国立公園管理事務所へ配属。
長井さん
外国語大学を卒業後、世界共通の問題=環境に関することだと思い、環境省に入省。
愛鳥の「ウズラ」を飼っている。伊勢志摩国立公園が初任地。趣味は散歩とバードウォッチング。
■三陸復興国立公園│大船渡管理事務所(岩手県)
山本さん
日本の美しい景色を守る立場であるとともに、人との関わりを大切にできる仕事内容に魅力を感じ、環境省に入省。
伊勢志摩から異動し、現在大船渡管理事務所へ配属。マイブームは自然歩道を歩くこと。
金子さん
「国立公園」が地域のためになってほしい!規制がピックアップされがちですが、地域のための国立公園ということを、もっと広めていきたいです。
長井さん
職業柄、転勤が多くて、地域にとっては基本的に「外から来た人」になります。だからこそわかる地域の良さもあると思うので、そんな良いところを地域の人たちに伝えたいです。
山本さん
地域の魅力をどう伝えるかがレンジャーの腕の見せどころだと思って、日々取り組んでいます!
『修景伐採』でどう変わった?まずはビフォーアフターを見てください!
贄湾だけでなく
漁村風景や南島大橋まで見えるように!
以前のように美しい風景が
眺望できるようになりました。
たいみー
なんで中ノ磯展望台が選ばれたのかおしえてほしいんだみ~
山本さん
以前立ち寄った際に、綺麗な夕焼けのなか、小型漁船が港に帰ってくる風景が見えてとても感動したんです。
自然のなかで地域の方々がつくってきた日常風景を美しい景観と一緒に残せたらと思い、いくつか候補がある中から選定されました。
Column
『たいみー』について
南伊勢町のマスコットキャラクター。
鯛とみかんのハーフ。鵜倉園地のハートの入江で生まれました。
好きなことはおでかけ。
ちょっとドジなところもあるけど、だれとでもすぐ仲良くなれちゃいます。
今回ははりきってインタビューに挑戦しています。
中ノ磯展望台の見どころはこちら!
その1 美しいリアス海岸と漁村風景の調和
リアス海岸美と、海・山の景色を
楽しめる場所であるとともに
真珠や鯛の養殖筏が海に浮かび、
漁船が行き交います。
その様子はまさに
伊勢志摩国立公園の特徴の一つである
「人々の営みと自然が織りなす里山里海」の
風景そのもの。
長井さん
金子さん
連なる山並みやリアス海岸の美しさだけでなく、「人と自然が共生している姿」も見どころです。息を呑む絶景というより、心が落ち着く風景。いつまでも見ていられるような風景がいいですね。
その2 町を代表する風景の一つ、親子大橋
合わせて「親子大橋」と呼ばれています。
橋から見渡す海の色合いは「青色」の一言では
言い表せないような美しさ。
山本さん
昼間のエメラルドグリーンの海の色、午後の夕焼けなど、時間帯によっても様々な景色が楽しめます!
3人のおすすめポイントは?
たいみー
たいみーも、中ノ磯展望台のことがよくわかってきたんだみ~
あらためて、みなさんのおすすめポイントをおしえてほしいんだみ~!
金子さん
海により近いところに民家がある漁村集落で、「厳しい自然」に対して開拓するのではなく、人が住める場所に住んでいるという景観。まさに自然と人が一緒に生きている姿を感じます!
長井さん
山々があって、人が生活している田畑があって、海が広がる景色がある・・この風景のなかで船の音を聞くと人々の生活が感じられて、あたたかい気持ちになります。
山本さん
この周辺は展望台を含めて「近畿自然歩道」になっているので、海の色や山々の景色を楽しみながら歩くのもいいですね!
たいみー
金子さん、長井さん、山本さん、インタビューにこたえていただいてありがとうなんだみ〜!
もっともっと南伊勢町のいいところをたくさんの人に知ってもらえるように、たいみーもがんばるんだみ〜!
アクセス・駐車場情報
アクセスする際は、南島メディカルセンター側から阿曽浦集落へ入るルートがおすすめ。
「展望台まで777m」の看板が目印です。
駐車場は十分な広さがあり、降車後、徒歩約3分ほど階段を上がれば展望台へ到着します。
駐車場から親子大橋までは、どちらも歩いていける距離。
通行車両に気を付けながら散策しましょう。
近隣マップ
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Column
修景伐採事業について
伊勢志摩国立公園は訪日外国人の利用者数を増加させることを目標に「国立公園満喫プロジェクト」を推進しており、地域主体による官民一体となったナショナルパーク化の取り組みを展開しています。
国立公園といえば自然景観がその魅力の一つであり、これを楽しむための施設が展望台です。
ただ、多くの展望台では、展望台を整備したあとに手入れをしなかったため、展望台の前の樹木が伸びてしまい、景色が見えなくなるという状態になっているものがあります。
これを景色が見えるようにする、つまり元の状態に戻すための伐採を修景伐採と言い、今回南伊勢町と協働で実施しました。
南伊勢町公式Instagramでもご紹介しています。
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鵜倉園地(ハートの入江)
もっと見る中ノ磯展望台から車で約20分。
南伊勢町では一番知られている絶景スポットで、『ハートの入り江』や『天空のブランコ』もあります。 -
東宮資料保存館
もっと見る中ノ磯展望台から車で約10分。
江戸の大商人・河村瑞賢のふるさと「東宮」にある、入館無料の歴史資料館。 -
東宮不動の滝
もっと見る中ノ磯展望台から車で約20分。
冬でも水量が多く、神秘的な雰囲気があたりを包む滝です。車を降りて徒歩約10分ほどで滝つぼに到着します。 -
仙宮神社
もっと見る中ノ磯展望台から車で約15分。
豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)とも関わりが深い由緒ある神社。標高約70mの山の上にあり、猿の横顔に似た巨岩(猿神石)は一目見ておきたいパワースポットとして知られています。