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レポート

アンミカ さん

Ahn Mika
お木曳レポート

アンミカさんの夫・セオドール・ミラーさんが撮影した、当日の川曳の様子。臨場感あふれる映像をぜひご覧ください。

五十鈴川の熱気、奉曳団の装い、人のつながり。
30年続くお礼参りの伊勢で感じたお木曳の魅力

五十鈴川の熱気、
奉曳団の装い、
人のつながり。
30年続くお礼参りの伊勢で
感じたお木曳の魅力

─ アンミカさんは、これまでどのような機会に伊勢を訪れてこられましたか。アンミカさんにとって伊勢はどのような場所ですか。

実は、毎年お礼参りに来させていただいていて、もう30年くらいになります。伊勢は本当に大好きな場所です。毎年訪れることで、改めて感謝の気持ちを持ち、自分自身を見つめ直すことができる場所だと感じています。

─ 伊勢を訪れた際に、いつも楽しみにしていることや、欠かさず訪れる場所があれば教えてください。

私の中で、伊勢を訪れるといつも巡るコースがあります。
まず夫婦岩のある「二見興玉神社」へ伺い、その後、月讀宮の「伊佐奈岐宮」「伊佐奈彌宮」で、伊邪那岐命様・伊邪那美命様のところへ行かせていただきます。そして「外宮」「内宮」、「猿田彦神社」の境内にある「佐瑠女神社」で、天宇受売命様のところへ。最後に「倭姫宮」へお参りします。

早朝から毎回同じコースを巡ることが、私にとって大切な時間です。猿田彦神社にお参りすると、「芸能の仕事は神様事であり、皆さんに喜んでいただくお仕事をさせていただいているんだ」ということを、改めて心に刻んで帰ることができます。そうやって神様のところへご挨拶に伺いながら、自分自身を整える時間を大切にしています。

そして伊勢神宮には、日本中から、それぞれの思いを持ってお伊勢さんに来られる方々が集い、行き交います。伊勢神宮の参道で聞こえる砂利の音や、すれ違う方々の笑顔、そこに流れる空気も、とても好きです。場所そのものはもちろん、そうした音や空気、人の温かさに触れられることも、毎年訪れる楽しみのひとつです。

左からアンミカさん、桜木町奉曳団団長さん、セオドール・ミラーさん

─ 陸曳にも参加されたアンミカさん。今回、川曳に参加されることになった経緯や思いをお聞かせください。

伊勢志摩アンバサダーの相川七瀬さんがお友だちで、以前、陸曳に「ぜひ一緒に」と誘っていただき、夫と参加させていただきました。その際にご縁をいただいた方々にもとてもよくしていただき、今回、川曳にも参加させていただけることになりました。
陸曳では、ものすごい迫力と皆さんの熱気、そして、まちの方々の歓喜が一つになり、神聖な御用材を運ぶ伝統が脈々と受け継がれていることを、体で感じました。
想像以上に体力を使ったので、その日はすぐに眠るのかと思っていたのですが、逆に気力とエネルギーがみなぎって、興奮して眠れなかったんです。それくらい、あの熱気と興奮がずっと頭から離れなかったことを覚えています。

─ 今回は地元奉曳団の皆さんと一緒に御用材を曳かれます。楽しみにしていることや、注目していることはありますか。

脈々と受け継がれている伝統の一端を担わせていただけることに、まず興奮と感謝、そして身が引き締まる思いです。
神聖な御用材を運ばせていただくということで、夫ととても楽しみにしています。
先日行われた川曳の様子を映像で拝見したのですが、皆さんが曳いている綱が、まるで生き物のように見えました。皆さんの熱気や歓喜、感謝の気持ちが形になって表れていて、私にはその綱が龍神様のように見えたんです。
普段、身を清める場所として神聖さを感じながら訪れている五十鈴川に、今回は自分自身が入らせていただける。そのこと自体が本当にありがたく、今からとてもワクワクしています。

お木曳を終えて

─ 実際に川曳に参加された感想をお聞かせください。

始まる前は、身が引き締まる思いで少し緊張していたのですが、始まってみると本当に楽しかったです。
奉曳団の皆さんと心を一つにして、木遣りの方々の掛け声を聞きながら、水をかけ合ったり、老若男女が一緒になって盛り上げたり、待っている時間も含めて、みんなで楽しみながら、大切な御用材を運ばせていただいているんだという気持ちがありました。
滑りやすい場所では、お子さんを気にかけたり、ご年配の方を助けたりする姿があちこちで見られて、そこにもすごく感動しました。普段の生活ではなかなか触れられない、人と人とのつながりや助け合いがそこにはあって、みんなで伝統を紡いでいるように感じて、思わずうるうるしてしまいました。

─ 特に印象に残っているシーンはありますか?

最後にみんなで御用材を川から神苑内の岸へ曳き上げる場面です。岩の近くで人が挟まりそうになった時には、お互いに避け合い、掛け声を掛けながら、力を合わせて曳き上げていく。
その勢いと一体感が本当にすごかったです。
曳き上げる前には、士気を高める木遣りの方々の掛け声が五十鈴川に響き、とても神聖に感じました。お子さんから大人まで、その場にいる皆さんの思いが一つになっているようでした。
「やっとここまで到達したんだ」という気持ちと、「もう終わってしまうんだ」という気持ちが入り混じって、胸がいっぱいになりました。
かつては、全ての御用材を皆さんで運んでいたと伺い、その歴史にも思いを重ねて、すごく感動しました。橋を下から見上げる景色も、川曳ならではです。御用材が曳き上げられる瞬間と、その景色が重なった時は、本当に胸に迫るものがありました。

─ お木曳では、奉曳団ごとに法被の色や柄、着こなしなどが異なります。アンミカさんの目には、どのように映りましたか。

私が参加させていただいた桜木町の法被は、伝統的な藍色に赤を効かせていて、奉曳団ごとにそれぞれ個性があり、皆さんの着こなしが本当に素敵でした。
手ぬぐい一つを見ても、おでこに巻いている方、帽子の上から巻いている方、首に巻いている方、ウエストに巻いている方など、本当にさまざま。思わず「キャー、素敵!」と思いながら、法被や手ぬぐいの着こなしをずっと見ていました。
また、日本では白は神聖な色という印象がありますよね。「白にも何百色もある」と言われるように、伊勢神宮でも、白が持つ神聖さがとても心に残ります。そうした色の美しさも含めて、お木曳ならではの装いを楽しませていただきました。

─ 改めてお木曳という行事の魅力はどこにあると感じましたか。

お木曳の魅力は、何といっても長い年月をかけて受け継がれてきた伝統にあると思います。
実際に参加してみて、初めてその大変さを知りました。
伊勢に住む皆さんが、代々力を合わせて御用材を運び続けてきてくださったからこそ、日本中の人々にとって心の支柱となる伊勢神宮が支えられ、今日まで多くの方がお参りすることができている。その長い歴史に、すごく感動しました。
各奉曳団の掛け声や雰囲気にも、それぞれの個性がありますし、老若男女が、お木曳を通して一つになれることも大きな魅力だと思います。
20年に一度という特別な機会に、その歴史の一端を少しでも担わせていただけたことを、本当に幸せに思います。
伊勢の皆さんに、心から「ありがとうございます」とお伝えしたいです。

─ アンミカさんが感じる伊勢志摩の魅力を教えてください。

伊勢の皆さんは本当に温かくて、気さくです。そして、伊勢に暮らしていることへの誇りを、皆さんが持っていらっしゃるように感じます。私の大好きな真珠も、担い手の皆さんが大変な中で、美しいものを丁寧に作り続けていらっしゃいます。
海のものも山のものも豊かで、お食事も本当に何をいただいてもおいしいです。
近畿の良いところと中部の良いところが、全部ぎゅっと凝縮されているような場所だと思います。伊勢志摩を訪れる皆さんには、神宮や美しい自然はもちろん、地域の皆さんの温かさや、受け継がれてきた伝統、そして海や山の恵みまで、ぜひ五感で味わっていただきたいです。

伊勢志摩旅

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Q 実際に伊勢志摩を巡ってみて、まずどんな印象をもたれましたか?
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Q 伊勢志摩ならではの食や体験で、特に心に残ったものはありましたか?
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施設情報
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公益社団法人 伊勢志摩観光コンベンション機構