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レポート

伊勢 鈴蘭 さん

Ise Layla
お木曳レポート

神聖で、ほっと落ち着く伊勢という場所。
エンヤの声に背中を押された、20年に一度のお木曳。

神聖で、ほっと落ち着く
伊勢という場所。
エンヤの声に背中を押された、20年に一度のお木曳。

─ 伊勢さんは、ご自身のお名前と同じ「伊勢」という場所に親近感を持たれていたそうですが、改めて伊勢はどのような場所ですか?

まずは、やっぱり「伊勢鈴蘭」という私の名字が伊勢なので、名前が同じという共通点で伊勢に初めて訪れたことがきっかけでした。そこから、伊勢SNS観光アンバサダーをやらせていただくようになりました。改めて伊勢ってどんなところだろうと自分なりに考えた時に、やっぱりすごく神聖な場所で、日本の中でも誰もが知っている場所だと思います。初めて来た時は、背筋がぴしっと整うような感覚がありました。
でも、何度か伊勢を訪れる中で、まちなみや人のあたたかさも感じるようになって、すごく落ち着く場所でもあるんです。実家に帰ってきたような安心感もあります。神聖で少しぴしっとするところと、ほっと落ち着けるところ。普通なら反対に感じるような2つがどちらもあるのが、伊勢の魅力だと思います。

─ 20年に一度のお木曳行事に参加されることを、どのように感じていますか?

20年に一度というタイミングで、私が伊勢SNS観光アンバサダーとして参加できるのは、すごくご縁だと思っています。そういう意味でも、とても楽しみです。
私だけではなく、伊勢に来た瞬間から、まちの皆さんがこのお祭りをすごく楽しみにされていて、気合いが入っている様子が伝わってきました。今回、皆さんと一緒に楽しめることを、すごくわくわくしながら、私も頑張りたいなと思っています。

お木曳を終えて

─ 実際にお木曳に参加して、率直な感想を教えてください。

大勢で曳くので、そこまで疲れないのかなと思っていたんですけど、実際は腕や肩が筋肉痛になりそうなくらい、しっかり体力を使いました。でも、ちゃんといい汗をかきながら、みんなで楽しくここまでやり切ることができて、すごく充実した時間になりました。

─ 特に印象に残っていることはありますか?

「エンヤ」という掛け声がすごく印象的でした。みんなで声を出してから急に始まる感じや、移動している間もずっと掛け声を言い合いながら進んでいくところが心に残っています。
掛け声があることって、すごく大事だなと思いました。少し大変かもと思っても、みんなで「一緒に頑張ろう」という気持ちになれますし、沿道で伊勢の皆さんが応援してくださるのを見て、すごく頑張ることができました。

私はアンジュルムというグループで、普段はライブ活動をしているので、応援してもらうことが本当に励みになるんです。そのことを、今回改めて感じることができました。

─ 式年遷宮やお木曳の魅力をどのように伝えたいですか?

─ 式年遷宮やお木曳の魅力をどのように伝えたいですか?

私自身も、こういう行事にはあまり参加したことがありませんでした。イベントやお祭りに、自分が何か少しでも貢献するという経験は、やってみないと分からない達成感や喜びがあるなと思いました。しかも今回のお木曳は、式年遷宮に関わる行事で、伊勢神宮という大きな場所へ御用材を運ぶものですよね。そこに自分も参加できたことは、ひとつの誇りというか、自慢になることだと思います。私も、こんなに楽しいものだと思っていませんでした。今はすごく達成感でいっぱいです。

─ 改めて、伊勢の魅力はどんなところにあると思いますか?

伊勢は、本当に食べ物もおいしいですし、まちなみにも風情があって、いるだけですごく落ち着く場所だと思います。
伊勢って、何だろう、ごはんでいうおみそ汁みたいな感覚というか、日本人の心みたいな場所だなと思うんです。すごく真ん中にある場所でもあるし、でも落ち着けて、ほっとできる場所でもあります。
行ったことがない方には、まず一度は訪れてみてほしいです。そして、何度でもここに帰ってきたいと思える場所になったらいいなと思います。
これからも、私も伊勢の魅力をたくさん発信していけるように頑張っていきたいです。

伊勢鈴蘭さんと巡る、伊勢の歴史と絶景の旅

伊勢鈴蘭さんと巡る
伊勢の歴史と絶景の旅

お木曳行事を終えた伊勢鈴蘭さんが次に向かったのは、伊勢の歴史や祈り、自然の美しさに触れられるスポット。お木曳の余韻とともに伊勢志摩の魅力をたどります。

まず車で向かったのは、伊勢と鳥羽を結ぶ観光道路「伊勢志摩スカイライン」。
道中では、伊勢湾や鳥羽方面の景色を眺めながら、朝熊山へと上っていきます。カーブを進むたびに少しずつ標高が上がり、まちの景色から山の空気へと変わっていくのも、この道ならではの楽しみです。

伊勢志摩スカイラインの通行料金・営業時間 など詳細は公式HPを参照ください
https://www.iseshimaskyline.com/business.html

朝熊岳 金剛證寺

昔からお伊勢参りと一緒に親しまれてきた「朝熊岳 金剛證寺」へ

伊勢志摩スカイラインの途中にあるのが、朝熊山にたたずむ「朝熊岳 金剛證寺」。臨済宗南禅寺派のお寺で、古くから伊勢神宮の鬼門を守る寺、そして神宮の奥之院ともいわれてきた場所です。伊勢音頭でも「伊勢へまいらば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参宮」と唄われ、伊勢神宮へお参りしたあと、朝熊山にも足をのばすことが親しまれていました。

山門をくぐると、赤い太鼓橋がかかる池が目に入り、広々とした境内が広がります。木々に囲まれた静かな空気の中、伊勢さんもその雰囲気を感じていました。

伊勢さん「こんなに広い場所だとは思わなかったです。山の上にあるので、空気もすごく澄んでいる感じがして、空気までおいしいですね。」

金剛證寺の本堂は、国指定重要文化財。御本尊の福威智満虚空蔵大菩薩(ふくいちまんこくうぞうだいぼさつ)は、日本三大虚空蔵菩薩の一つとされ、20年に一度、神宮式年遷宮の翌年にご開帳されます。
本堂へ向かうと、朱色の堂々とした建物が目に入ります。

伊勢さん「堂々とした建物で、よく見ると装飾やデザインが細かくて、歴史を感じます。実際に近くで見ると迫力があって、圧倒されます。」

境内では、厄除けにまつわる場所にも立ち寄りました。虎の像を見つけた伊勢さんは、ライブで足を使うことに重ねて、足や膝の健康を願います。

伊勢さん「ライブで足を使うので、足や膝が健康でいられますように。」
厳かな空気の中にも、伊勢さんらしい言葉や表情が重なり、金剛證寺での時間は、歴史に触れながらゆっくり歩くひとときとなりました。

施設情報

朝熊岳 金剛證寺
住所:三重県伊勢市朝熊町548
本堂拝観時間: 9:00~15:45
定休日:無
TEL:0596-22-1710
HP:https://www.iseshimaskyline.com/kongoushouji/index.html

朝熊岳 金剛證寺
住所:三重県伊勢市朝熊町548
本堂拝観時間: 9:00~15:45
定休日:無
TEL:0596-22-1710
HP:
https://www.iseshimaskyline.com/
kongoushouji/index.html

朝熊山頂展望台

足湯と天空のポスト。山頂で楽しむごほうび時間

金剛證寺を訪れたあとは、車で約1分の場所にある「朝熊山頂展望台」へ。伊勢志摩国立公園の最高峰、標高555mの朝熊山頂にある展望スポットです。

目の前に広がる景色に、伊勢さんも思わず声を上げます。

伊勢さん「うわー、すごいです。海が見えて、伊勢湾が一望できますね。伊勢で展望台に来るのは初めてなので、新しい景色を見られた感じがあります。ここも空気がおいしいですね。」

朝熊山頂展望台で、もうひとつ伊勢さんが楽しみにしていたのが「天空のポスト」。青空を背景に立つ真っ赤なポストは、写真を撮りたくなる人気スポットです。実際に手紙を出すこともでき、旅の思い出をその場から届けられるのも魅力です。

伊勢さん「ここはファンの方が『おすすめだよ』って教えてくれて、ずっと気になっていた場所なんです。ファンの方がここから手紙を出してくれたこともあって、実際に来られてうれしいです。ポストがすごくかわいくて、青空と一緒に写真を撮れるのも素敵ですね。」

さらに、“ほうき”を借りて撮影することもできます。伊勢さんもほうきを手に、青空を背景にジャンプして撮影に挑戦。天空のポストと一緒に、旅の記念に残したくなる一枚を楽しんでいました。
朝熊山の上で感じる、伊勢の自然の広がり。神社や歴史だけでなく、山と海に包まれる景色、そして写真や手紙に思い出を残せる楽しさもまた、伊勢志摩らしい魅力として伊勢さんの心に残ったようです。

山頂には、景色を眺めながら過ごせる展望足湯もあります。足湯に入りながら、伊勢湾を眺める時間は、まち歩きや参拝の後に、ほっとひと息つけるひととき。

伊勢さん「こんな景色のいいところに足湯って最高ですね!皆さんがゆっくり座りながら、くつろいで景色を楽しんでいるのが本当に素敵だなと思いました。」

また、山頂には売店や食事処もあり、伊勢志摩のお土産を選んだり、景色を楽しんだ後にひと休みしたりすることもできます。ドライブの途中に立ち寄って、展望台での時間をゆっくり過ごせるのも魅力です。

施設情報

朝熊山頂展望台
住所:三重県伊勢市朝熊町字名古185-3 
営業時間:7:00~19:00
定休日:無
スカイライン:伊勢志摩スカイライン通行料金(消費税込み)二輪車900円、
軽・普通自動車1,270円、マイクロバス 3,210円、貸切バス5,100円
足湯料金:大人100円/子ども50円
TEL:0596-22-1248 (朝熊山頂売店)
HP:http://www.iseshimaskyline.com

朝熊山頂展望台
住所:三重県伊勢市朝熊町字名古185-3 
営業時間:7:00~19:00
定休日:無
スカイライン:
伊勢志摩スカイライン
通行料金(消費税込み)
二輪車900円、
軽・普通自動車1,270円
マイクロバス 3,210円
貸切バス5,100円
足湯料金:大人100円/子ども50円
TEL:0596-22-1248 (朝熊山頂売店)
HP:http://www.iseshimaskyline.com

神宮徴古館・神宮農業館

伊勢神宮の歴史を深く知る「神宮徴古館」

続いて向かったのは、「神宮徴古館」。明治42年に日本で最初の私立博物館として創設された伊勢神宮の歴史と文化の総合博物館です。神宮のお祭りや社殿建築に関する資料、歴史・考古・美術工芸品などを通して、神宮の精神文化に触れることができます。

まず目に入るのは、西洋風の重厚な外観。神宮徴古館の建物は、ルネッサンス様式の格調ある佇まいが特徴で、平成10年に国の登録有形文化財に登録されています。建物を前にした伊勢さんも、そのスケール感に思わず足を止めます。

伊勢さん「伊勢では、和の雰囲気の建物をたくさん見てきたので、こういう西洋風の建物があるのがすごく新鮮でした。ずっと気になっていた場所だったので、中でどんなことが学べるのか楽しみです。」

館内では今回特別に、学芸員の方に案内していただきながら見学へ。神宮のお祭りや社殿建築、式年遷宮に関する資料を前に、伊勢さんも一つひとつ興味深そうに見入っていました。
御正殿の模型では、普段の参拝では見ることのできない御正殿の奥行きや、神宮の建物のシンプルな美しさに触れる時間に。実際に使われていた建築部材や、神宮の建物に受け継がれてきた形を知ることで、伊勢さんも「まだまだ知らないことがある」と感じたようです。

伊勢さん「伊勢神宮には何回か行っていたんですけど、普段お参りしている場所の奥に、まだこんなに広がりがあるんだと知って驚きました。神宮の建物はシンプルだけど、その形がずっと受け継がれているということも面白かったです。」

式年遷宮に関する展示では、社殿だけでなく、御装束神宝など神様にお供えする品々も新たに調えられることを知ることができます。

伊勢さん「建物を建て替えるだけではなくて、木を育てるところから準備されていると知って驚きました。ヒノキの建築部材や、一本の木から作られた階段を見て、技を受け継ぎながら長い時間をかけて続いてきた行事なんだと感じました。」

2階の展示室には、伊勢神宮大鳥瞰図もあります。鳥の目で見下ろしたように伊勢のまちや神宮周辺を描いた大きな図で、伊勢さんはその中に、今も知っている場所や昔の景色を見つけていました。

伊勢さん「昔、朝熊山にケーブルカーがあったことを知って驚きました。今と変わらない場所もあれば、昔とは違うところもあって、伊勢のまちの変化が見えるのが興味深かったです。」

自然の恵みと神宮のお供えを知る「神宮農業館」

続いて向かったのは、同じ敷地内にある「神宮農業館」。和風の落ち着きと洋風の雰囲気が合わさった外観が印象的です。伊勢さんも、外観を見ながら興味深そうに話します。

伊勢さん「西洋風な感じも少しありながら、屋根は和を感じる雰囲気で、神宮徴古館とはまた違って素敵ですね。どんな展示があるのか気になります。」

神宮では、神田で育てたお米、御園で育てた野菜や果物、御塩殿で作られる塩など、神宮の施設で調えられたものを神様にお供えしています。展示を巡るうちに、神宮のお祭りやお供えと、農業、そして自然の恵みが深くつながっていることが見えてきました。

伊勢さん「農業館と聞いて、最初はどうしてここで農業なんだろうと思っていたんです。でも見ていくと、神様にお供えする食べ物のお話や、それを自給自足で作っている様子が分かって、神宮徴古館で見た内容ともつながっていきました。普段見えないところでも、毎日のお供えがたくさんの人の手で支えられているんだと知れて、とても面白かったです。」

展示には、農林水産に関する資料や、明治時代に収集された生き物の剥製なども並びます。実際の大きさや質感が分かる展示に、伊勢さんも興味深そうに見入っていました。

伊勢さん「剥製がとてもリアルで、思わず見入ってしまいました。今ではなかなか見られない生き物も展示されていて、自然のことを知るきっかけにもなりました。」

神宮徴古館と神宮農業館を続けて巡ることで、伊勢神宮の歴史や文化がより立体的に見えてきます。

伊勢さん「神宮徴古館を見てから農業館を見ると、『あ、さっき見たこととつながっている』という内容がたくさんあって、点と点がつながる感覚がありました。歴史って面白いなと思いましたし、伊勢は本当に長い歴史がある場所なんだと改めて感じました。」

お木曳を終え、金剛證寺、朝熊山頂展望台、神宮徴古館・農業館を巡った今回の旅。
山の空気や地域に受け継がれる文化、山と海が広がる景色、そして伊勢神宮の歴史や日々のお供えを支える人の営み。お木曳でまちの熱気に触れた後だからこそ、伊勢の奥深さがより身近に感じられる時間となりました。

伊勢さん「伊勢って、本当に歴史が長く、知っているつもりでも、まだまだ知らないことがたくさんあって、もっと知りたくなります。伊勢に来たら、お参りだけでなく、こういう場所にも足を運んでみてほしいです。」

※神宮徴古館・農業館は、通常館内の撮影はできません。本記事の館内写真は、特別に許可を得て撮影しています。

施設情報

神宮徴古館・神宮農業館
住所:三重県伊勢市神田久志本町1754-1(二館共通)
営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週木曜日(祝日の場合はその翌平日)毎年12月29日~31日
観覧料:
【神宮徴古館・神宮農業館 共通】
・大人500円 ・小中学生100円
【神宮美術館との三館共通入場券】
・大人700円・小中学生200円
TEL:0596-22-1700
HP:https://museum.isejingu.or.jp/museum/index.html

神宮徴古館・神宮農業館
住所:三重県伊勢市神田久志本町1754-1
  (二館共通)
営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週木曜日
   (祝日の場合はその翌平日)
    毎年12月29日~31日
観覧料:
【神宮徴古館・神宮農業館 共通】
・大人500円 ・小中学生100円
【神宮美術館との三館共通入場券】
・大人700円・小中学生200円
TEL:0596-22-1700
HP:https://museum.isejingu.or.jp/museum/index.html

公益社団法人 伊勢志摩観光コンベンション機構