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レポート

住吉 美紀 さん

Sumiyoshi Miki
お木曳レポート

人生の節目に訪れてきた、伊勢という場所。
エンヤの声と笑顔に支えられたお木曳の一日。

人生の節目に訪れてきた、
伊勢という場所。
エンヤの声と笑顔に
支えられたお木曳の一日。

─ 住吉さんはTOKYOFMの番組などを通して、
伊勢や式年遷宮について発信していただいて
おります。伊勢という場所にどのような印象をお持ちですか?

─ 住吉さんはTOKYOFMの番組などを通して、伊勢や式年遷宮について発信していただいております。
伊勢という場所にどのような印象を
お持ちですか?

伊勢を訪れるたびに、とにかく毎回、心身が清らかになる感じがあります。いつもいい風が吹いていたり、海から波の音が聞こえたり、神宮の森の木々がわさわさと揺れる音や香りがあったり。そういうすべてが、心身を浄化してくれるような場所だと感じています。

TOKYO FM「Blue Ocean」

伊勢市とTOKYOFMの共同企画として、住吉さんがパーソナリティを務める番組「Blue Ocean」で、令和8年5月5日から6月9日にかけて「伊勢市スペシャル~お伊勢さん令和15年遷宮への旅~」を放送。番組では、神宮式年遷宮やお木曳をはじめ、伊勢のグルメや観光スポットなどの魅力を紹介しました。住吉さん自身も伊勢を訪れ、お木曳への参加や現地の様子を番組内でレポートしました。
関連ページ TOKYO FM「Blue Ocean」伊勢市スペシャル〜お伊勢さん令和15年遷宮への旅〜

─ 伊勢とのつながりや、今回お木曳に参加されたきっかけについて教えてください。

伊勢には、これまで何度か人生の節目節目で訪れてきました。
神戸に住んでいた時は修学旅行で、その後、30代には女子旅でも訪れましたし、最近ではお茶事に招かれ、茶道のお仲間と来る機会をいただきました。
その時々のタイミングで、何だか呼ばれるように伺っている場所です。なので今回、お木曳という20年に一度しかないような機会に、実際に参加するために招いていただいたことは本当にうれしく、気持ちが高揚しています。

─ 今回、特別神領民としてお木曳に参加されます。出発を前に、楽しみにしていること、感じてみたいことはありますか?

まず、このお天気が、神様のご加護をいただいているような快晴で、その空気を力にして、思い切って曳いて、役に立ちたいなと思っています。
昨日から今日にかけて、いくつかの奉曳団の皆さんのお木曳の様子を見ているのですが、掛け声の勢いや、みんなで御木を曳くんだ、神宮さんのために行くんだ、という気持ちの一体感がすごそうなので、私もその一部になれるように、楽しみながら頑張りたいと思います。

お木曳を終えて

─ お木曳を終えて、率直に今どのようなお気持ちですか。奉曳車や参加者、まちの雰囲気などを見て、どのような印象を持たれましたか?

実際に参加してみると、綱は重みがありますし、奉曳車を動かすにはしっかり力を入れないといけません。特に曲がり角では、全身で押したり引いたりして、みんなで力を合わせないと動かないんです。見ているだけでは分からない大変さと、参加したからこそ感じられる一体感がありました。
それから、地元の方々の「エンヤー」という掛け声にもとても励まされました。沿道にもたくさんの方がいたり、木遣りの方が一緒に歩いてくださったり、たくさんの方が「頑張れ」と声をかけてくださったりしました。皆さんが心からの笑顔で、しっかりと目を合わせて声をかけてくださるので、本当に元気をもらいました。

─ 茶道や着物など、日本文化に親しまれている住吉さんですが、伝統行事に触れる時、大切にしたいと感じることはありますか?

伝統に触れるときにはいつも、それをずっと守り続けてきた方々がいらっしゃるということに対する敬意を忘れないようにしています。そして、参加しないと見えてこないディテールがあると思います。今回も、奉曳車の形や、車輪の横に入っている文字、綱の結び方など、細部が本当に美しいと感じました。参加されている地元の方々の法被もいろいろなデザインがあり、着こなしもすごくかっこよかったです。伊勢市歴史博物館で見た、おかげ参りのトラベルグッズの現代版のようなものを皆さんが実際に身につけていたことにも感激しました。腰に扇子ホルダーのようなものを差していたり、小さな小銭入れや小物入れを下げていたり。
お茶のお稽古をしていていつも感動するのですが、日本の文化には、機能性と美しさを兼ね備えたもの、仕草などが溢れているのです。お木曳の伝統もそうでした。細部を近くでじっくりと見ながら、「美しいな」「かわいいな」「私も身につけてみたいな」と思いながら参加していました。

─ お木曳を終えて、改めて伊勢はどのようなまちだと感じましたか?

人には、生まれ持った運命のようなものがあると思うんです。どの地域に生まれるか、どんな家族に生まれるか、いろいろな運命がある中で、伊勢に生まれた方々は、この文化の中に生まれ、育っていくんですよね。
今日も小さいお子さんがたくさん参加されていましたが、それ自体がすごいことだと思いました。伊勢神宮のある町に生まれ、その文化を守り続けていく。しかも形式的にではなく、平日にお仕事がありながら、週末に全力でお木曳やさまざまな行事に参加し、役目を務め、全国から来る特別神領民を受け入れている。
それは、2倍も3倍も生きるエネルギーを使うことかもしれません。でもその分、この地域の中でエネルギーが循環していると、今回参加して感じました。伊勢は本当に特別な土地だと思います。

─ 最後に、伊勢のお気に入りのスポットや魅力、そして訪れる方へのメッセージをお願いします。

─ 最後に、伊勢のお気に入りのスポットや魅力、そして訪れる方へのメッセージをお願いします。

伊勢神宮は、昔も今も、日本に住む人の憧れの場所だと思います。今も「行ってみたい」と思っている方はたくさんいらっしゃると思います。
伊勢に来たことがない方はもちろん、伊勢に来たことがある方も、呼ばれているかもと思った時に、そのタイミングを逃さずに足を運んでみてください。

伊勢志摩旅

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Q 実際に伊勢志摩を巡ってみて、まずどんな印象をもたれましたか?
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Q 伊勢志摩ならではの食や体験で、特に心に残ったものはありましたか?
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施設情報
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伊勢志摩旅レポート

住吉美紀さんと巡る「伊勢市歴史博物館」

住吉美紀さんと巡る
「伊勢市歴史博物館」

お木曳の前日、住吉さんが訪れたのは、令和8年4月25日に開館した「伊勢市歴史博物館」。外宮にもほど近い、いせ市民活動センター北館2階にある、伊勢の歴史と文化をたどることができる施設です。館内では、実際に使われていたお木曳車をはじめ、市内の遺跡から出土した遺物や民俗資料などを展示。伊勢のまちがどのように育まれ、どのように文化を受け継いできたのかを、分かりやすく知ることができます。
ここからは、住吉さんが館内を巡りながら感じたことを交えつつ、お木曳の前に触れた伊勢の歴史と文化の時間をたどります。

実物のお木曳車と大型映像で、熱気がよみがえる

伊勢市歴史博物館の見どころのひとつが、実物の「お木曳車」と大型映像が連動する展示。人々の熱気と木遣りの声に包まれ、遷宮を支える市民の情熱を、その場にいるような臨場感で味わえます。住吉さんも、奉曳車をじっと見つめながら、その大きさや存在感を確かめていました。

住吉さん「お木曳の車は、思っていた以上に大きくて、幅も高さもあり、圧倒されました。これでもまだ小さい方だと聞いてびっくり!タイヤの横の細工や木の色、ツヤツヤした感じも、近くで見るとすべてが美しくて感動しました。」

館内では、お木曳で使われる采(ざい)にも触れることができました。

住吉さん「持ってみると意外に重いんです。紙と木なのに!これを片手で振りながらお祭りをしているのはすごいと思いました。」

翌日、実際にお木曳へ参加する住吉さんにとって、ここで見たお木曳車や道具は、行事への期待をさらに高めるものになったようです。

特別展「お木曳をまとう」。法被に刻まれた地域の記憶

この時期にぜひ見たいのが、特別展「お木曳をまとう ー法被に背負う地域の記憶ー」。開催期間は2026年4月25日から9月6日まで。お木曳で目にする法被は、単なる衣装ではありません。文様や色、背中に染め抜かれた文字には、その土地の記憶や誇りが表れています。日本文化や着物にも親しむ住吉さんは、法被の意匠にも興味深そうに見入っていました。

住吉さん「想像していたより、はるかにポップでカラフルでびっくりしました。
各団が、自分たちに由来のある絵やデザインを決めて法被にしているそうで、見ているだけでも、市民の皆さんがお祭りをすごく楽しみにしていて、意気込んで参加していることが伝わってきます。」

伊勢を知り尽くす、7つの常設展示

常設展示では、伊勢の歴史を7つのテーマでたどることができます。
「伊勢市の地形と自然」「伊勢のはじまり」「お伊勢参り」「お伊勢さんのまち」「大湊と造船」「伊勢の人々」「災害と復興の記録」という構成で、自然、信仰、まちの成り立ち、人々の暮らしまでを立体的に知ることができます。

伊勢神宮だけではなく、その周りに広がるまちや人々の暮らし、自然との関わりまで知ることで、伊勢の旅はより奥行きのあるものになっていきます。

「お伊勢参り」の広がりを、体験として知る

中でも住吉さんが特に関心を寄せていたのが、「お伊勢参り」の展示です。
かつて全国から多くの人々が伊勢を目指し、旅を重ねてきたお伊勢参り。館内では、錦絵や道具などの展示に加え、御師※(おんし)邸でのお伊勢参りの様子をVRで疑似体験できます。

住吉さん「御師という存在を知ると、伊勢が昔から多くの人を迎える“旅のまち”だったことがよく分かります。全国からお伊勢参りに来る人たちを案内し、大きなお屋敷でもてなしていたと聞いて、今の観光や旅にも通じるものを感じました。VR体験では、御師が参宮客をもてなしていた当時の様子を見られるので、昔の伊勢のにぎわいをより身近にイメージできます。」

※御師とは、かつて全国から伊勢を訪れる参宮客を案内し、宿泊や食事でもてなしていた人たちのこと。

展示されている旅道具にも、興味津々の住吉さん。昔の人々が実際に使っていたと思われる道具には、今の旅行アイテムにも通じる工夫が見られます。

住吉さん「実際に使われていたと思われる旅行グッズが展示されていて、それが今のトラベルグッズやアイデアアイテムを思わせるようなもので、とてもワクワクしました。日本人は、小さくして持ち運びやすくしたり、使いやすく工夫したりするのが得意だと思うのですが、そのルーツのようなものを感じました。」

昔の人々が実際に使っていたと思われる道具には、今の旅行アイテムにも通じる工夫が見られます。

伊勢の旅が、もっと深くなる博物館

伊勢の歴史と文化をたどった住吉さん。展示をめぐるほどに、伊勢神宮だけでなく、神宮を支えてきたまちと人々の姿が浮かび上がってきます。最後に住吉さんは、こう語ってくれました。

住吉さん「伊勢市歴史博物館を見ると、伊勢の旅がもっと深くなると思います。土地がどうつくられ、どんな人たちがどんな思いで文化や風土を育ててきたのかが分かるので、観光や伊勢参りをする時の想像力が膨らみます。ぜひおすすめです。」

伊勢を訪れる前に知ることで、旅が変わる。
伊勢市歴史博物館は、そんな“伊勢をもっと楽しむための入り口”になる場所です。

施設情報

伊勢市歴史博物館
住所:三重県伊勢市岩渕1丁目2番29号
いせ市民活動センター北館(いせシティプラザ)2階
開館時間:9:00〜17:00
最終入館:16:30
休館日:水曜日、祝日の場合は翌平日、12月29日〜翌年1月3日
観覧料:一般300円、高校生以下無料
TEL:0596-63-5300
H P:https://isehaku.city.ise.mie.jp/

伊勢市歴史博物館
住所:三重県伊勢市岩渕1丁目2番29号
いせ市民活動センター北館
(いせシティプラザ)2階

開館時間:9:00〜17:00
最終入館:16:30
休館日:水曜日、祝日の場合は翌平日
    12月29日〜翌年1月3日
観覧料:一般300円、高校生以下無料
TEL:0596-63-5300
H P:https://isehaku.city.ise.mie.jp/

公益社団法人 伊勢志摩観光コンベンション機構

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