伊勢志摩国立公園指定70周年

伊勢志摩国立公園について

ごあいさつ

伊勢志摩国立公園指定70周年に向けて

会長  山本教和

 伊勢志摩国立公園は、1946年に戦後初めて指定を受けた国立公園で、2016年11月20日に70周年を迎えさせていただきます。この国立公園は、指定区域の約96%が民有地となる、全国でもまれな国立公園で、神宮を起点とする自然を愛する心、先祖を敬う心を原点とする日本人の精神性と、豊かな大自然の中で育まれた伝統・文化、そしてその中で暮らす人々の生活が調和した国立公園です。
 来年、70周年を迎えるにあたり、改めて伊勢志摩国立公園の重要性や価値を再確認し、次世代に伝えていくとともに、併せて伊勢志摩国立公園がもつ魅力を世界に向けて発信していきたいと考えております。今後、予定されている様々な取組みやイベントにも多くの方々にご参加いただき、国と地域の宝物である『伊勢志摩国立公園』への理解を更に深めていただければ幸いです。

伊勢志摩国立公園指定70周年事業実行委員会
会長 山本教和

伊勢志摩国立公園の概要

  • ■指定1946年11月20日
  • ■面積陸域:55,544ヘクタール
    海域:19,100ヘクタール
  • ■公園区域伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町

三重県国立公園内の4市町

特徴

 伊勢志摩国立公園は、瀬戸内海国立公園や西海国立公園などとともに数少ない海の国立公園です。この公園の位置する志摩半島は、リアス海岸と呼ばれる複雑に入り組んだ海岸線を形成しています。南に面する熊野灘には黒潮が流れ、一年を通して気候も温暖で、特に降霜期間が短いのが特徴です。内陸部及び海岸部の社寺有林には暖帯性の広葉樹が茂り、海辺にはハマユウやハマナデシコなどの海浜植物が見られます。
 志摩半島の海岸は、陸地が長い間に沈降して河や谷であったところまで海水が入り込んでできた、岬や入り江の多い複雑な地形を成しています。一方、英虞湾・的矢湾・五ヶ所湾一体の平坦面には氷河期時代の砂礫層(洪積世の海成段丘層)が広く分布していることから隆起海触台地といわれています。外洋に面する岬や海岸では随所に波の浸食によって海食崖や海食洞など特殊な地形が見られます。

  • 海女の見る景色、海藻の森海女の見る景色、海藻の森
  • 英虞湾と真珠筏英虞湾と真珠筏