うみはく きかくてん たいりょうばた うみはく 企画展『大漁旗~漁村のにぎわいと海民の絆』
大漁旗に込めた想い
大漁旗は、豊漁を得たことを帰港の際に示したり、正月などめでたい時季に海上安全や豊漁を願うため船に掲げられます。その起源は明確ではありませんが、少なくとも捕鯨では江戸時代に、得漁の印として旗を立てていたようです。
現在では、単に船を豪華に彩るための飾りのような印象を持たれがちですが、本来は陸で待つ家族や仲間に大漁や無事をはやく知らせたいという漁民の想い、一年を安全に、おおいにお金も稼げるようにという願い、船の新造時などに親しい相手、大事な相手へ贈って新たな門出を祝う心が詰まった、人と人との絆を強固にする大事なものです。
本展は大漁旗の製造方法や歴史、様々な役割を紹介しつつ、荒波に挑む漁師の勇壮な姿や、海を超えてつながれてきた海民の絆、また生地やデザインを利用した、新たな大漁旗の利用方法、可能性についても知っていただく機会として企画いたしました。
基本情報
開催日 | 2022年4月23日(土)~7月10日(日) |
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開催場所 | 鳥羽水族館・海の博物館 |
住所 | 〒517-0011 三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68(市立海の博物館)/鳥羽3丁目3-6(鳥羽水族館) |
電話番号 | 0599-25-1157(鳥羽市観光課) |
リンクURL | 海の博物館公式サイト |