かつて荘園だった風光明媚なこの地は、都人によって数々の歌に読まれています。歌碑をめぐって、いにしえの麻生の浦に思いをはせながら、のんびり散策やサイクリングしてみてはいかがでしょうか。
歌碑「片枝梨」
和歌の意味は、「麻生の浦に、片枝を伸ばして、覆うほどに実をみのらせている梨を見なさいよ。ともかく、一緒に寝て語ろうよ」と、梨の木をたとえにした恋の歌です。
揮毫は、佐佐木幸綱氏(元早稲田大学教授)。
歌碑「御食つ国」
和歌の意味は、「御食つ国の志摩の海人らしい 熊野の小舟にのって沖辺を漕いでいるのが見える」というものです。志摩(浦村は志摩の国)は漁業が盛んな国で、朝廷に鮑・鰹・鯛の乾肉などのほかさまざまな海藻類を献じていました。
揮毫は、中村幸昭氏(元鳥羽商工会議所会頭)。
歌碑「四季桜」
和歌の意味は、「おだやかに麻生の浦に吹く浦風は、波ものどかな春の小波にかえて、今も吹いているだろう。」というものです。
揮毫は、坂中功一郎氏(元志摩ミュージアム館長)。
歌碑「浪の初花」 パールロード沿いにも歌碑があります
和歌の意味は「麻生の浦風が春になって吹くと春霞を分けて初花のように浪が立つよ」と、春の麻生の浦の情景を詠んだ歌です。
揮毫は、幡掛正浩氏(元伊勢神宮小宮司)。