相差は海女と漁師のまちで、鳥羽志摩地域で最も多くの海女が暮らしています。まちを注意深く眺めると、漁の道具や漁業に関する信仰など、海とともに暮らしてきた歴史を感じるものがたくさんあることに気がつきます。浜で忙しく手を動かしながらも、快活におしゃべりする海女さんたちなら、いろいろなことを教えてもらえるかもしれません。タフな海女さんの元気をもらいながら、相差の歴史と文化をたずねてみませんか。

1. 海女文化資料館と昇龍の松▲MAP
海女の作業や漁具、相差町の歴史資料を展示しているほか、相差の見どころを紹介しています。
また、前庭にあるクロマツは幹囲3mの大木で、その形が天に昇る龍の姿に似ていることから、「昇龍の松」と呼ばれています。また、別名「開運の松」とも呼ばれており、その幹に手を当てて願い事をすると叶うといわれています。
2. 神明神社と石神さん▲MAP
神明神社は、相差町の氏神さんです。その参道に、「石神さん」と呼ばれ親しまれている小さな社があります。祀られているのは女神で、女性の願いを必ず一つ叶えてくれると伝えられています。
4. 鯨崎遊歩道▲MAP
この岬に鯨の乗った観音様が現れたという伝説にもとづき、この名が付けられました。沿道には、「立岩さん」や漁師の守り神である「べらいさん」、「恋が浜」、鯨供養の塔など、さまざまな言い伝えが残るスポットがあります。太平洋をのぞみ、大海原を行き交う船や潮騒を聞きながら、散策を楽しめる遊歩道です。
5. 海女小屋▲MAP
海女が暖をとったり休憩をする海女小屋で、現役の海女さんと対話しながら、郷土料理などを味わうことができます(要予約)。前之浜と鯨崎に3箇所あります。「かまど」は、相差独自の海女小屋の呼び方です。
6. 菅崎園地と春雨展望台▲MAP
相差町の最南端・菅崎の突端にある菅崎園地には、駆逐艦「春雨」の犠牲者を悼む「春雨殉難記念碑」が立っています。また、岬の先端に建てられた春雨展望台に登ると、眼下に、安乗崎や大王崎をはじめ、的矢湾や太平洋の絶景が広がります。
7. 梵潮寺と長寿蘇鉄▲MAP
梵潮寺は、約700年前に後醍醐天皇の勅願によって建てられた臨済宗南禅寺派の名刹。その境内にあるソテツは、樹齢700年以上の古木ですが、今も樹勢がよく、たくさんの実を結ぶことから、「子孫繁栄」「延命長寿」と慕われています。